1965年の同じ10月21日は、世界中の科学者が空を仰いだ特別の日でした。それを知ってか知らずか10月21日の今日が、芸西天文学習館の観測会の、私が担当となりました。主催者もそれを知らずに偶然私の担当となったわけです。

 あの〈世紀の大接近〉と言われた”イケヤ・セキ彗星」の太陽突入から57年も経った今、
それを知っている人は観測会に集まった中に一人もいませんでした。無理もありません。観測会にこの日、集合したのは若い高校生が大半でした。
 明徳の高校生は約10人でしたが、全員が中国人の留学生でした。彼らは日本語の説明は分かったものの、私語は中国語でしていました。お話は半世紀昔の彗星発見が中心でしたが、中国人のために、大陸で活躍している「紫金山天文台」の事を紹介しました。

 あいにくお天気が悪く期待していた惑星たちはわずかに顔を出すだけでしたが、吉岡先生の
投影を交えた説明は微に入り細に入りで、よく理解できたことと思います。
 写真は当日の
一コマです。

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