添付した写真は、五藤光学の小沢氏が、高知県の山奥の天狗高原天文台の近くで、今年の7月に撮影したものです。
明るい宵の明星の輝く夕空に黄色い線を引いて、一面に輝いて飛んでいるのが蛍です。今は余程の田舎に行かないとこれだけの蛍は見えませんが、昔は芸西村の天文台でもドームの上を飛ぶ姿が見られました。
さらに戦前では民家の家の中に入ってきて蚊帳(かや)にとまり、幻想的な青い光を明滅させているのを見ました。
私の父の故郷が高知市の近郊の「米田」にあって、近くの小川の道は物凄い「オニホタル」が乱舞していました。戦時中は、その蛍の巨光が爆撃機の目標になるのではないか、とヒヤヒヤさせられました。完全な灯火管制の街は暗黒で、地上はそれほどの暗黒の世界だったのです。
芸西村の天文台では、冬にも蛍の幼虫が土の上で青い光を明滅させていました。夜空の遠い星の光に呼応して輝いていたのでしょうか。空には蛍と見間違えるような碧いシリウスの輝きがありました。しかし、冬の蛍の幼虫は、飛ばずに一生を終えるそうです。
地上には蛍。空にも星のホタル。そんな暗黒の夜空が懐かしいですね。今では飛ぶ蛍も、地上の幼虫の光も、全く見られなくなったのは、どうした自然現象の変化でしょうか。そして、夏の風物詩、天文台の幽霊も出なくなりました。
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地上には蛍。空にも星のホタル。そんな暗黒の夜空が懐かしいですね。今では飛ぶ蛍も、地上の幼虫の光も、全く見られなくなったのは、どうした自然現象の変化でしょうか。そして、夏の風物詩、天文台の幽霊も出なくなりました。
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