美しい夕焼け空です。自宅屋上からの眺めです。このような美しい夕焼けを、過去いくたび見たことでしょうか。そして眺める度に何かの思想的な発展がありました。
 1961年9月の中旬、私は高知県と徳島県の県境に立つ「三嶺(1900m)」に初めて上りました。そして遠い落日の彼方に、このような美しい夕焼けを見ました。
 その時は、念願の彗星発見の観測を11年続け、事実上の敗北を喫した身でした。遠い彼方に展開した、夕焼け空を見た瞬間、私の心は翻然と甦りました。
「そうだ! もう一度挑戦しよう」
 それは、どんな困難をも乗り越えて、彗星を発見しよう、という強靭な心構えでした。 闊歩して、山を下りる私のすがたは、登りとは、全く違った姿でした。
 それから2週間後、願望の彗星が現れたのです。


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