ポン-ブルックス彗星は今、夕空に明るく見えている彗星です。12月2日に芸西天文台の70センチ反射望遠鏡で撮影しました。近くに琴座の1等星「ヴェガ」が輝いていて良い構図でした。来年は更に接近して明るく大きくなります。
 彗星の中心核は白い雪の塊。それを取り巻くガスはコマとなって青くぼんやりと輝いています。そしてダストは扇形の尾の中に赤っぽくぼやけています。いつから肉眼で見えだすか注目していて下さい。予想どうり天を圧する大彗星に成長すれば、芸西天文台でも特別観測会を催します。
 
 ポンは生涯世界最高の28個の彗星を発見しました。これには周期彗星の再発見も含まれています。とんでもない発見の数と思っていたのですが、私は6個の新彗星に、公認された28個の周期彗星の再発見を加えるとその数は34となり、いつの間にかポンの記録と並んでいました。しかしアメリカの故E.リーマー女史は周期彗星ばかりですが、恐ろしい数の彗星検出に成功しました。これは、卓越したテクニックと望遠鏡の性能です。そしてアリゾナ州の美しい空です。周期彗星の検出は、これからは超大型望遠鏡の独り舞台となっていくことでしょう。
 しかし新彗星の眼視発見はいいですね。いつの世でも天体発見の華です。

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