今日5月29日は見事な「日本晴れ」に恵まれました。大空には見渡す限り雲一点ない快晴です。梅雨を目前に控え、しかも台風第１号の追いかけてくる中での奇跡の一日です。
　自宅３階の屋上からの真南のながめですが、遠く鷲尾山が見えています。標高300ｍの山頂からは南に浦戸湾が拡がり、その先は渺茫たる大平洋です。1962年2月4日、「関-ラインズ彗星」を発見した時には、同年4月1日、彗星の太陽面突入を確かめるべくこの山に登りました。また彗星発見前の苦難の時代にも、修行のために、度々登山し、発見の近からんことを祈願しました。いわば、わが心のふるさとでもあったわけです。
　大昔この山に登った有名な歌人が、一編の歌を残しました。

　山降りて　わが想いなおも残りけれ
　　　　室戸足摺　みさき岬に


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　そう!　鷲尾山の山頂からは、東に遥か室戸岬、西には足摺岬の彷彿たる風景がながめられます。


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