1975年8月15日、白鳥座の1等星「デネブ」のそばに突然新星が輝いた。光度は1等から0等の明るさ。輝星が二つ並んで輝く姿は何とも異常で、すぐ新星の出現と判断した。新星の独立発見である。
この日津野町の天狗高原(標高1400m)に天体観測のために出張していた私は新星の位置を記録し、下山にかかったが、その間、大勢の方がこれを目撃し国立天文台に通報した。その中には彗星発見で有名なあの本田実氏の名もあった。
写真は、芸西観測所の口径40cmの自作の反射望遠鏡で撮影したもので、反射鏡らしい無駄な色のつかない美しい自然の姿が得られた。光度の変化は激しく、撮影中最高0等級にも達した。そしてまもなく色は美しい青から黄色、そして赤へと推移していった。一生の中で、最も忘れられない天体現象の一つであった。


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この日津野町の天狗高原(標高1400m)に天体観測のために出張していた私は新星の位置を記録し、下山にかかったが、その間、大勢の方がこれを目撃し国立天文台に通報した。その中には彗星発見で有名なあの本田実氏の名もあった。
写真は、芸西観測所の口径40cmの自作の反射望遠鏡で撮影したもので、反射鏡らしい無駄な色のつかない美しい自然の姿が得られた。光度の変化は激しく、撮影中最高0等級にも達した。そしてまもなく色は美しい青から黄色、そして赤へと推移していった。一生の中で、最も忘れられない天体現象の一つであった。


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