10月28日と29日、福島県の福島市で「福島天文同好会」創立50周年と、東亜天文学会の今年度の年会が共同で開催されました。
私は「天文観測50年の軌跡」という事で、記念講演させていただきましたが、非常に盛り上がった良い会でした。なんといっても各地に散在する同好者が一堂に介してのミーティングが良い。星という永遠なる物を求めて研究する人たちの魂は凄いですね。会の前後に芸西天文台で発見し小惑星に命名したあぶくま洞や花見山、それに福島市の中心に立つ信夫山等を訪れ、感慨にひたりました。
 帰りは折から接近中の台風22号と行き違いになりました。会場では最初の日が快晴、二日目が曇りでしたが、帰高すると晴天に恵まれました。

 最近は天文学会には、こうした記念の会合にしても、あるいは毎年開かれている彗星
会議にしても学生を中心にした若い人の姿がありません。いまはインターネットの普及によって情報や知識が家で得られる時代ですが、天文の会では大先輩との繋がりによって貴重な知識が得られますので、若い人たちの参入を期待したいと思います。
 私は東亜天文学会との出会いによって、今日まで歩んで参りました。半世紀の軌跡です。

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