高知県も西部を流れる四万十川は四国では吉野川に次ぐ大河であるが、多くの沈下橋が見られる。面白いことに、私の住んでいる高知市の中を「鏡川」が流れているが、すぐ近くの柳原というところに、日本最古の沈下橋があった。欄干のないコンクリート製であるが、台風の時など、大水が出たときには、すぐ水中にもぐってしまう。

日本最古と言ったが大正年代の事、当時高知市役所の土木課長を務めていた吉岡吾一が全国に率先して造ったそうであるが、珍しい橋で高知市の”はりまやばし”に次ぐ名所となったという。この人の次男が「俊之」といって第四小学校で私と同級であった。

卒業しても長く付き合ったが、文学の好きな人で、多くの本を読み、詩を書き、その楽しさを語り、私に小説を書くようにすすめた。拙著「未知の星を求めて」は、多分に彼の影響を受けたノンフィクションだった。

何年か前、四万十川の上流を走っている時、美しい沈下橋を見た。この橋を渡って行ったら、どんなところに着くだろう、と興味がわいた。桃源郷というか、現代では見られないような、美しい国がそこにありそうに思えた。

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