私の好きな散歩道です。石垣の塀が並んでいることから「築屋敷」と言います。鏡川のほとりにある静かな住宅街です。昔、坂本龍馬が剣術に通っていた道場がこの辺にあったそうで、誰も通らない道を歩いていると、向こうから龍馬が竹刀を持って歩いてきそうな気がします。石垣は安政時代からの歴史があります。

 ひときわ目立って立派な石垣の前に立つと「山崎」という大きな門札がかかっていました。終戦後の1948年秋、俗にいう”マックガン彗星”(日食彗星)が突然暁天に輝いた時、日本での最初の発見者は「やまさき」という築屋敷町の人でした。大変詳しい観測を行って 「高知新聞」やラジオで発表しました。

 晩秋の朝5時、彗星はまるで虹の様な尾を引いて筆山の空に輝いていたといいます。アメリカでは早起きの人しか見られないので”牛乳屋さんのホウキ星”といわれたそうです。あれから70年。もう発見者は居られないと思いますが「山崎」の石段には一匹のトラ猫が、何事も無かったかのように、座っていました。

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