静かな築屋敷町を抜けると急に広い河原にでた。川に面して忠霊塔と「フランクチャンピオン」の碑が立っている。良く見ると新しい観光の看板が立っていた。昔、この付近の川にかかっていた沈下橋の説明で、なんでも日本で一番最初に出来た沈下橋であったという。私たちが子供のころに良くこのコンクリートの低い橋を渡って、鏡川の南側のいろんな施設にでかけたものである。

 むかし、この付近は「お旅所」と呼ばれていた。なんでも山内一豊公の行列が、この付近で殿様の駕籠を下して休んだため、そのように呼ばれていたらしい。その「おたびしょ」は戦時中にはグライダーの訓練所になっていた。本物の飛行機に乗る準備として存在したもので、一人乗りの単翼である。

 グライダーを人力で引っ張るために2本のゴムロープを取り付ける。運動会の時の綱引きの要領である。20人くらいの人間が二手に分かれてぐんぐんと引っぱる。ある程度ゴムの綱が伸びたところで、尾翼の辺を固定していた紐をとくと、グライダーは勢いよく滑り出し10メートルほど空に浮かぶ。そして100メートルほど滑空したところで無事着地するというものである。

 その後、この「お旅所」には野球場や陸上競技場。さらに室内体育場が出来て、私も時々室内プールに通っている。天体観測をやるにしても、音楽を演奏するにしても、何より体力と健康が欠かせないからである。そんな時、マスターズの水泳との縁が出来たのである。

(写真はめずらしい沈下橋のあった付近の鏡川)
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